A調 ・ G調 ・ F#調の違いについて

A調 ・ G調 ・ F#調の違いについて

\ 最初はA調?それともG調 ・ F#調?? /
日本のインディアンフルート界で最も人気なのは「A調(正しくはAm調)」になります。
理由は「伴奏楽器と調があわせやすい」からです。
伴奏なしで1人で演奏されたい方はA調にこだわらず、より響きの豊かなG調・F#調を選択しても問題ございません。

まずはA調とG調とF#調の音の違いを聞く比べてみてください

Ā調G調F#調
※音声は3本ともすべてハイスピリッツ社シダー材の演奏音源です。
※A調よりG調の方が全体に音が低くなります。F#調はG調よりさらに低くなります。

 A調の特徴【★写真】

A調の音域は、日本の曲や童謡などとよく似ており、親しみやすさがあります。
また、伴奏付きで演奏する際も、伴奏楽器と調を合わせやすいためおすすめです。

音域の中に、実音で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」が含まれており、ハ調(C調)に近い感覚で演奏できるのも魅力の一つです。

これから最初の1本を選ばれる方には、A調のフルートが良い選択だと思います
G調やF♯調と比べて楽器自体が軽く、扱いやすいのもポイントです。

【音域:A4~C#6】※ウッドサウンズ社はA調のみハイスピリッツ社よりよりも音域が半音狭くなります。(A4~C6)高音部での運指も少し異なります。

 G調の特徴【★写真】

日本で普及しているA調よりも全体的に1音低い音階です。
全長もA調よりも約10cmほど長くなるため低音の響きが豊かになります。

響きの良さを重視したい方はおすすめです。

伴奏なしでソロ演奏されるようでしたら楽譜も移調せずにそのままA調と同じ指使いで演奏できます。

【音域:G4~B♭5】※音域がA調よりも1音狭くなります。高音部での運指もA調とは少し異なります。

 F#調の特徴【★写真】

A・G調よりも全長が長くなります。

響きと音量はかなり大きくなります。響きを楽しむ絶好のモデルです!

発祥の地アメリカではF#で演奏を楽しまれている方が一番多く、人と人との会話する音域に近いように感じます。

伴奏なしのソロ演奏されるようでしたら楽譜も移調せずにそのままA調と同じ指使いで演奏できます。

【音域:F#4~A5】※音域がA調よりも1音狭くなります。高音部での運指もA調とは少し異なります。

人気が高いのは「A調」の楽器にになりますが、それぞれの調の良さがございます。
お好みに合わせてお選びください。