【完成】A調 ・ G調 ・ F#調の違いについて
A調 ・ G調 ・ F#調の違いについて
\ 最初はA調?それともG調 ・ F#調?? /
インディアンフルートには長さの異なる様々な調性がございます。
有名な調としましては「A調(正しくはAm調)」「G調(正しくはGm調)」「F#調(正しくはF#m調)」になります。
ここではインディアンフルートの世界における有名な調「A調」「G調」「F#調」についての違いや「はじめて購入するのにどの調から始めると良いのか」を説明させていただきます。
まず調によって楽器そのものの長さが異なります。

写真のように調性によって長さが異なります。
A調が一番短く、F#調が長いです。楽器が長ければ長くなるほど全体的に音が低くなります。よってA調よりもF#調の方が低い音を奏でます。
低音好きの方にはF#調の楽器はとても気に入っていただけると思います。
調によってどのくらい音が違うのか聴き比べてみましょう♪
聴いていただくのが一番わかりやすいと思います。
| A調 | G調 | F#調 |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
| ※音声は3本ともすべてハイスピリッツ社シダー材の演奏音源です。 ※A調よりG調の方が全体に音が低くなります。F#調はG調よりさらに低くなります。 | ||
いかがでしたでしょうか。
あなたのお好みは何調でしたか?このように調性によって全体的な雰囲気が異なります。
まずはあなたの好きな音の雰囲気(フィーリング)で調性を決めていただいても良いかと思います。
ちなみに当店で最も人気の調性は「A調」になります。
理由としましては「低音の深み。高音の艶やかさ。を両方楽しめてしまうバランスよい調性」だからです。あと「伴奏楽器と調があわせやすい」というのも魅力的です。
まずどれから購入したら良いかわからない方は無難に「A調」のフルートを購入しておけば長く楽しんでいただけるのかなと思います。
音色の良さや音のバランスの良さは吹き手の好みもございますので、伴奏なしで1人で演奏されたい方はA調にこだわらず、より響きの豊かなG調・F#調を選択しても問題ございません。
下記にもそれぞれの調整の特徴を簡単に記述しておりますので興味のあるかたはそちらを参考にしてみてください。
A調の特徴

A調の音域は、日本の曲や童謡などとよく似ており、親しみやすさがあります。
また、伴奏付きで演奏する際も、伴奏楽器と調を合わせやすいためおすすめです。
音域の中に、実音で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」が含まれており、ハ調(C調)に近い感覚で演奏できるのも魅力の一つです。
これから最初の1本を選ばれる方には、A調のフルートが良い選択だと思います。
G調やF♯調と比べて楽器自体が軽く、扱いやすいのもポイントです。
【音域:A4~C#6】※ウッドサウンズ社はA調のみハイスピリッツ社よりよりも音域が半音狭くなります。(A4~C6)高音部での運指も少し異なります。
G調の特徴

日本で普及しているA調よりも全体的に1音低い音階です。
全長もA調よりも約10cmほど長くなるため低音の響きが豊かになります。
響きの良さを重視したい方はおすすめです。
伴奏なしでソロ演奏されるようでしたら楽譜も移調せずにそのままA調と同じ指使いで演奏できます。
【音域:G4~B♭5】※音域がA調よりも1音狭くなります。高音部での運指もA調とは少し異なります。
F#調の特徴

A・G調よりも全長が長くなります。
響きと音量はかなり大きくなります。響きを楽しむ絶好のモデルです!
発祥の地アメリカではF#で演奏を楽しまれている方が一番多く、人と人との会話する音域に近いように感じます。
伴奏なしのソロ演奏されるようでしたら楽譜も移調せずにそのままA調と同じ指使いで演奏できます。
【音域:F#4~A5】※音域がA調よりも1音狭くなります。高音部での運指もA調とは少し異なります。
人気が高いのは「A調」の楽器にになりますが、それぞれの調の良さがございます。
お好みに合わせてお選びください。



